Let’s play Kawaii dress-up with Daz Studio, and explain how to make a Kawaii image.

Daz Studioが4.20にアップデートされて、流体の3D表現が強化されました。
流体というと、雲とか煙とか水滴とかの3D表現ですね。
実はわたし、Unityのバージョンを新しくして、前のバージョンで使っていたアセットが動かなくなることが度々あり、Dazが動かなくなったらどうしようと思って、まだバージョンアップしていないんですね。
でも今回、「SY Rigged Water Iray 2022」というシャワーの水滴が表現できるPropsが販売されたので、Daz 4.16で試してみました。

パッケージは以下のとおり。
(Dazショップより転載させていただきました。)

この製品には、グラスの液体のリアルな動きなんかも含まれているのですが、今回はフィギュアがシャワーを浴びている場面をどれくらいリアルに再現できるかを見ていきましょう。
こういったリアルで美しい表現はDaz Studioにかなうものはないですね。Irayレンダリングは本当に素晴らしいと思います。
レンダリングに時間がかかりますけど。

今回のパッケージのポイントは

  1. シャワーの水滴とそれを浴びるフィギュアをリアルにレンダリングします。
  2. 屋外のシャワーのPropsが付属しています。
  3. グラスとそこに注がれた液体(ワイン等)をリアルに再現することができます。

シャワーのPropsを配置

Environmentsから屋外シャワーのセットを読み込みます。
ライト、カメラ付きと、Propsだけの2種類があります。

レンダリングしてみました。

シャワーの液体を読み込む


では、まずフィギュアを読み込みます。
XYZ000のところにフィギュアが読み込まれると、ちょうどシャワーの下に来るようになっています。

図のようなポーズにしてみました。

Propsの液体(Liquid)

ここから製品に含まれるすべての液体をシーンに読み込むことができます。

シャワーの水表現は2種類。図は普通にシャワーをひねって水が出ているところ。
こちらはPropsと一緒にすでに読み込まれています。

レンダリングしてみました。
いい感じですね。

図はポタリと落ちるシャワーの水滴表現。

頭のてっぺんにぽとりと水滴が落ちているのがわかりますか?

レンダリングしてみました。

人物に付着した水滴表現

今度は人物の肌上にまとわりついている水滴です。
水滴の服を着ているようなイメージで考えるとわかりやすいですね。

図のアイコンで読み込みます。

レンダリングしてみました。

水滴が大きすぎて、影が黒く出てしまっているので、調整が必要です。
こちらはMaterialsで水滴の大きさを小さくすることによって解決可能です。

Gforceの水滴で落下する水滴を表現

図のように2種類の水量で落下する水滴をリアルに表現することが可能です。

ではDforceの水滴を読み込んだら、シュミレートしてみましょう。
シュミレートする前です。

Simulation Settingsペインを選択し、Simulateボタンをクリックします。
特に設定をいじる必要はありません。
図のようにDforceの設定が始まります。
簡単に言うと、水滴に重力が与えられ、固まって空中に静止していた水滴が重力に従って下に落ちてきます。結果的に空中にぱらぱらと落ちてきているような水滴の状態になります。

シミュレートした後にレンダリングしてみました。
シャワーの栓をひねって、シャワーの水をとめた直後のような表現になります。

体についた水滴を小さくする

MaterialsのIrayの下の方に、3種類の体に付着した水滴のサイズを調整するPropsがあります。

水滴を小さくしてレンダリングしてみました。
リアルな表現になりました。

管理人のコメント

今回は水滴のような流体の表現をどうやってするのか、説明してみました。
同じような表現にフィギュアの背景の雲とか、爆発の火炎のような表現がありますね。
汗なども同じです。

水滴に当たる光の具合で、リアルになったりそうでなかったりしますので、照明は重要です。
また、髪の毛が濡れてぐっしょりしたような表現を別途考える必要があります。
リアルを追求しているときりがありませんが、これだけ簡単に美しい表現ができるDaz Studioはやっぱりすごいと思います。

SY Rigged Water Iray 2022