この記事を作っている今、夏真っ盛りです。
今日はあなたのキャラクターをプールサイドや浜辺にふさわしい日焼けした肌にしたり、泳いだ後のような水しぶきのついた肌にする方法を解説していきます。
もちろん、Dazの基本機能だけでは無理なので、Daz Shopの製品を使います。製品名はWet And Tanned Skins For Genesis 8 Female(s)。ジャンルはshader(質感を出すための機能)です。
ジャンル:shader
Daz Shopで販売されている製品のページです。
購入してDaz Centralからインストールします。
コンテンツチェック
Smart Content(索引)のどこにあるの?
検索をかけてみましょう。購入したら、「Smart Content」で「Products」タブを選択し、All Productsを選択した状態で、検索窓に「Wet」と打ち込み、検索します。製品が出てくるので、ダブルクリックして製品を開きます。
製品に含まれる内容は、以下の通り。
「Product」タブから製品全体を見てみよう。
「 Wet And Tanned Skins 」のところに
0Skin, 1 Tan, 2Wet Look, 3Tan Linesと並んでいます。一つ一つ見ていきましょう。
最初にベースのスキンをフィギュアに適用する
0 Skinsを選択し、1のBase Shaderを適用します。
4種類あるのですが、次のような感じです。
A やや日焼け
B かなり日焼け
C 日焼け止めいっぱい塗っちゃった
D 日焼け止め塗ったけどきれいに日焼け
選んだら、Apply My Choiceをクリックします。いろいろ試してみることが可能です。
2では下記のように細かい設定ができますが、このサイトはさくっと思い通りの絵を作成することに主眼を置いていますので、マニュアル調整は省略します。
日焼けの調整
まず最初に半透明レベル( translucency level )を調整します。
肌の透明度のレベルで、左図はMaxを適用しています。Maxにするほど、日焼け度が高くなります。
右図はVery lowです。上と比べてみてください。日焼けクリームをたくさん塗って、陽を通さないといった感じです。
「translucency level」を決めたら、日焼けをブーストさせます。
5段階あるので、自分の欲しい日焼け度合いにしてみましょう。左図はHighにブーストしてみました。
すごすぎる日焼けですね。
Darkness Levelで暗い色調の日焼けにすることができます。
「saturation level」が高いと鮮明に、低いとくすんだ感じになります。左図は一番高い設定です。
「hue sss ref.」では、赤、オレンジ、黄、緑、青、紫といった色の様相(色相)を当てます。右図はちょっとオレンジっぽい日焼けにしています。
最初に選んだベースのスキンごとに、てっとり早く日焼け度を設定する時にはここで。
左図の青のくくり、緑のくくりで、ベーススキンAに対して日焼け度がそれぞれアイコンのごとく適用できます。
Wetの調整
まず最初にWet Layerを適用します。1から10へ行くほど濡れた肌になります。
右図は一番濡れた肌です。
左図は一番濡れ度が低い肌です。
Wet Layerを当てただけでは汗っぽい濡れ具合なので、こんどはプールから上がってきたような濡れ具合にしてみます。
水滴(Bump map)を適用してみます。
右図は3A程度の水滴。
数字が大きくなると水滴が大きくなります。
水滴の密集度(Bump Strength)。
左図は水滴の大きさも、数も最高にしています。まさに今プール上がりといった感じにしています。
「grazing factor grazing factor」
皮膚上の水滴の散らせ度です。
日焼けのあとを付ける
3「Tan Lines」を選択し、日焼けのあとを付けます。
左図はアイコンのようなワンピース水着を着ていた場合の、日焼けです。
スポーツビキニの日焼けのあとです。
管理人のコメント
スポーツをして汗をかいたフィギュアの絵を作りたい、お風呂上がりのフィギュアの絵を作りたい、プールサイドや海辺で遊ぶフィギュアの絵を作りたいなどといったときに、リアリティをアップする強力なツールですね。
ただ、照明の当て方によって日焼けや水滴の見え方はだいぶ違ってくるので、注意が必要。
下記4点のうち、一番上と下2点はかなり強い照明を至近距離から当ててみた場合。
上から2番目はRender Settingで「Sun Sky Only」にしてみた場合。
このように照明の種類、当て方によって、日焼けと水滴を同じ設定にしているのにも関わらず、雰囲気が変わってくることがわかりますね。
工夫のしどころです。