Let’s play Kawaii dress-up with Daz Studio, and explain how to make a Kawaii image.

Daz Studio 人物や物体をグループ化して動かす(応用編)

Daz Studioで絵を作っている時に、配した人物やその人物が関係している物体をまとめて同じ方向に動かしたい時がありますね。たとえばベンチに複数の人が座っている時、ベンチ自体を動かせば人も全員同じ方向に動くはずです。これをベンチを動かして、フィギュアAを動かして…なんてやっていたらいくら時間があっても無駄な作業なんじゃないでしょうか。
今回はフィギュアとpropsをグループ化する方法を解説します。それだけでは面白くないので、フィギュアを自転車に乗せるというちょっと難しそうなことが実現できる製品を紹介します。
製品名はSchool Girl Poses for Genesis 8 Female(s)。ジャンルはポーズとPropsとExpressionです。3つのジャンルをカバーしているなんて、とてもお買い得ですよ。

ジャンル:Pose, Props and Expression

Daz Shopで販売されている製品のページです。
購入してDaz Centralからインストールします。

コンテンツチェック

Smart Content(索引)のどこにあるの?

検索をかけてみましょう。購入したら、「Smart Content」で「Products」タブを選択し、All Productsを選択した状態で、検索窓に「school girl」と打ち込み、検索します。製品が出てくるので、ダブルクリックして製品を開きます。

フィギュアを配す

自転車に二人乗りする絵を作りたいので、最初にフィギュアを二人読み込んでおきます。

一人目を自転車に乗せる

Poseから自転車を読み込みます。
今回は派手な二人乗りをしているポーズを選んでみました。FemaleAと FemaleBの2種類がありますが、よく見るとAは自転車を運転している方がカラーのイラストになっていて、Bはハンドルの上に座っているフィギュアがカラーのイラストになっています。カラー表示のポーズが適用されるという意味です。

そこでまずAの自転車を運転させたい方のフィギュアにポーズを付けて、同時に自転車を読み込みます。
ポーズを付けたときに、自動的に自転車も読み込まれます。
便利ですね。

次にもう一人のフィギュアにポーズを付けます。
今度はBのポーズをもう一人のフィギュアに適用します。
人物がずれているので、X軸Translateの数字を変えて、自転車の上に移動します。
今回は最初の仕込みでフィギュアを原点(XYZが0)上から変えてしまったのでこのように自転車からずれて配置されましたが、フィギュアを二人とも原点においておけば、このようなずれは起こりません。(フィギュアが重なって表示され、美しくないので、二人目を横に配置したので、ずれが生じました。)

ビューを4面にしてずれをチェックしながら配置していきます。
Y軸(高さ)、Z軸(自転車のハンドルと同じ方向)も見ながら、ドンピシャの位置にフィギュアBを配置します。

決まった位置でレンダリングしてみました。
ついでにHDRの背景を付けてみました。

フィギュアと自転車を同時に動かす

うまく二人とも自転車に乗せることができましたね。
でも運転しているフィギュアの顔が見えません。
そこで自転車を動かして、運転手の表情が見えるようにします。現実世界なら自転車を動かせば、乗っている二人とも同じ方向に動くはずです。

そこで「Scene」ペインで、自転車を選択し、Yrotateのスライダーの数字を微妙に変えると、自転車だけが動いて、運転しているフィギュアが動かず、フィギュアの顔が隠れたままになっていることがわかりました。

そこで、自転車と二人のフィギュアをグループにしてしまいます。
グループになったものは、親物体を動かせば子物体も同じように動きます。

グループの作り方

グループを作り時には、「Scene」ペインで親物体の上に子物体を移動させます。
グループを解除したい時は、子物体を親物体の外側に移動します。

こんな感じでフィギュアを自転車の上に重ねます。

もう一人も自転車に重ねます。

自転車の配下に二人の人物が移動しました。
これでグループ化した状態ができあがりました。

自転車を選択して、Ylotateの数字を変えると、今度はフィギュアも同じ方向に動き、運転手の顔が見えるようになりました。

レンダリング結果です。
ばっちり顔が見えていますね。
実際には照明も配したので、運転手の顔に前のフィギュアの影が映っています。リアルですね。

管理人のコメント

今回は、物体をグループにして一斉に同じ方向に動かす便利な技を紹介しました。
大した技でもないのですが、知っているのと知らないのとは大違いですね。
ちなみに、ポーズをもとに戻したい時は、以下のようにしてみてください。

Sceneメニューでフィギュアを選択した状態で、Editメニュー、Figure、Zero、Zero Figure Pose

今回は紹介した製品がとても秀逸です。

鉄棒ポーズ。

机とイスポーズ

表情(Expression)

これで18.95ドル。
感動ものです。
個人的にはxppressionがとてもかわいいので、愛用しています。

作者はaurora様と breeze様でした。