今回はFace Transfer(FT)で作成したフィギュアの保存と呼び出しを解説します。
もちろん「 Face Transfer Unlimited 」を購入して、保存が出来るようになっていることを前提としています。購入の仕方は、「Face Transferで画像から3Dフィギュアの顔を作る(応用編)」を参照してくださいね。
ポイントは2つ
*あなたがFTを使ってFaceを生み出したフィギュアを保存しておくことができます。Dazショップにない、オリジナリティ溢れるフィギュアを手に入れることが出来るかもしれません。
*保存されるのはあくまでFaceだけです。したがってその他の要因(顔の形、体格など)を変えたい場合は、FTを適用する前に適用しようとしているBaseフィギュアに手を加えておく必要があります。
Face Transferを使ってFaceを作成したフィギュアを保存する。
今回はベースフィギュアをGenesis8ではなく、「Yuna」フィギュアにしてみました。
私の場合は、Genesis8をベースにするより、SkinのIrayの赤みが明らかに消えました。
「Face Transfer」ペインの「Save Face」タブを選択し、Saveをクリックすることにより、あなたが作ったFaceを適用したフィギュアが保存されます。
「Shape」のNameとLabelにわかりやすい名前を付けておきましょう。あとで読み出す時の名前になります。
保存したFaceのフィギュアを読み出してみる
では、Face Transferの機能を使って保存したフィギュアを読み出してみましょう。
「Smart Content」の上方「Files」タブから「Saved Files」の「Face Transfer」をクリックします。すると、保存したFTフィギュアが表示されます。
前の部分で保存したLabel名で表示されていますね。
このアイコンをダブルクリックすることにより、FTでFaceを作成したフィギュアが読み込まれます。
アイコンの画像を変えてみる
デフォルトでは、アイコンは保存した時のフィギュアの顔部分の画像になるのですが、なんか指名手配写真みたいで嫌ですよね。そこで適当な画像に変えてみたいと思います。
アイコンを右クリックして「Browse to File Location」を選択します。
このpngファイルがアイコンに表示されるので、変えてしまいましょう。およそ91×91ピクセルぐらいの画像で置き換えてみましょう。
ごらんのようにかっこいいアイコン画像に置き換わりました。
あなたがわかりやすい画像に置き換えるのがよいと思います。
体形を変えたフィギュアを保存するには?
ポイントの2番目であげたように、FTを適用する前のフィギュアの体系を変えておきましょう。
今回は、「Easy Shape Master – Age Control and Body Tuning for Genesis 8 Female」という商品を使います。この商品は同時に「Genesis 8 Female Body Morphs」を購入してインストールしておく必要があります。
ちょっと太めのモーフを当てて、フィギュアの体型をあらかじめ変えておきます。
この状態でFTを当て、「Save Face」タブからフィギュアを保存します。
(ポリシーのため、フィギュアにパジャマを着せています。)
同じ方法でアイコンを変えてみました。
FTを使って保存したフィギュアに衣装や背景を付ける
それぞれのレンダリング結果です。
Face、髪型、体型でだいぶイメージが変わりますね。
どちらにせよFTは単に顔を移植するツールです。
まず、もととなるフィギュアとその体系を決めて、FTでFaceを適用しましょう。
まとめ
FTで作成したフィギュアを保存しておくと、使いたい時にさっと読み出せて便利ですね。
でもFTは単にFaceをベースフィギュアに当てるツールですので、当てる前にどんな体形のフィギュアを作りたいのかよく考えて作りましょう。