Daz Studioでフィギュアに服を着せると、きちんとフィギュアの体の形状にマッチしてくれて、とても便利ですね。これはフィギュアにマッチするように服にもボーンが設定されているからです。ですが、服が微妙におかしな形状になってしまうことがあります。
一つには重力に逆らったような服の形状になってしまうことが挙げられます。これはDforceで解消することができました。
今回はTopsを着せたときに、バスト周りがなんとなくぼってりとしたおかしな形状になってしまう現象を解消するツールを紹介します。
なんとなくチューブトップのバストの下回りがもっさりとしていて不自然です。
バストの下回りがスムーズになり、自然です。
微妙な違いなのですが、気になる不自然さは解消されています。
製品の名前は、SY Clothing Morpher for Genesis 8 Femaleです。
ジャンル:morphs
Daz Shopで販売されている製品のページです。この画像はわかりやすいですね。左の服の形状はあきらかに不自然。右は自然です。
では購入してDaz Centralからインストールしてみましょう。
コンテンツチェック
Smart Content(索引)のどこにあるの?
検索をかけてみましょう。購入したら、「Smart Content」で「Products」タブを選択し、All Productsを選択した状態で、検索窓に「Clothing Morpher」と打ち込み、検索します。製品が出てくるので、ダブルクリックして製品を開きます。
製品に含まれる内容は、以下の通り。
「Product」タブから製品全体を見てみよう。
6章から成るPDFマニュアル。
操作が複雑なツールなので、こちらは必ず読むようにしましょう。英語ですけど(汗)
第1章:スーパーモーファーを使用してFBMを追加する
第2章:一部のモーフのみを転送する
第3章:BodySizeやHeightなどの負の値のERCコードの設定
第4章:モーフの保存
第5章:自動調整/シーンIDの問題の修正
第6章:第1章の方法が十分にスムーズでない場合の代替方法
元になるドレスをフィギュアに着せて、そのモーフを形状を変更したい服に適用する
元になるドレスは、白いドレスです。
SY Supermorpher Dress Genesis8 Femaleをフィギュアにマージします。(重ね着した状態にする)
ちなみに青い方の服はサンプルです。テスト用に使います。
このドレスはモーフの転移用に使うだけなので、「Scene」ペインの SY Supermorpher Dress Genesis8 Female の左側の目のマークをクリックして非表示にしてしまいます。
Transfer Utilityの起動
「Edit」メニューから「Object」を選択すると、一番上に「 Transfer Utility 」がありますので、選択します。
Show Optionsですべての機能を表示します。
ダイアログボックスが表示されました。
Transfer Utility は、さまざまな要素を転移させるためのツールです。
図のようにソースに「 SY Supermorpher Dress Genesis8 Female 」、転移するターゲットにモーフを転移させたい服を選択し、あとは図のようにチェックを付けたり、外したりしてください。
最後にAcceptボタンを押すと、モーフの転移が始まります。
これで、チューブトップにモーフが転移され、自然な形状になりました。(左側のiLay画面を見てください)
レンダリングすれば、画像が完成します。
管理人のコメント
Daz Studioを使い続けていると、バスト周りの不自然な服の形状が気になることが出てくると思います。そんな時にこの製品を使うととても簡単に修正をすることができます。
このような不自然な形状を修正するのがFBMなのですが、この製品を使うことによって簡単にFBMを追加することができます。
今回はこの製品のほんのさわりをご紹介しました。もう少し使い込んだら、もっと自然な形状にする方法をご紹介したいと思います。