Let’s play Kawaii dress-up with Daz Studio, and explain how to make a Kawaii image.

このポーズ集は前々から紹介したいと思っていたものです。
商品名は、「Undress and Get Dressed Poses and Zero One Clothes and Morphs Vol. 1 for Genesis 8 and 8.1 Females」です。
Dazを使い始めると、フィギュアはポーズ集などで簡単にポーズを付けることができるとわかります。その時に着せている衣服はポーズに従って形を変えます。これは衣服にもリグ(骨格)があり、フィギュアの体の形の変化に伴って同様に服も形を変えるからです。
でも服を脱ぐというのは、フィギュアのポーズ変化とは別に服の形が変化するわけですから、これはどうやって表現するのか???…とても難しい問題です。
答えを言ってしまうと、脱いでいる時の手足の位置で服の形態は変化するわけですから、その服の形を独自に作り出して、このポーズにはこの服の形というように個別に当てていくしかないわけです。

この製品はまさにそんな形で出来ています。ではさっそく解説していきましょう。
(パッケージはDazショップより転載させていただきました。)

今回のパッケージのポイントは

  1. フィギュアが服を脱ぐ全身ポーズが10種類ついています。
  2. 全身ポーズを当てた上に、下半身と上半身のポーズを別に変えるためのポーズ集もついています。
  3. スポーツブラとパンツが付属しており、この2種類をモーフで形態変化させます。

「Undress and Get Dressed Poses and Zero One Clothes and Morphs Vol. 1 for Genesis 8 and 8.1 Females」を読み込む

まず、フィギュアと服を配置しておきます。
今回はLiulanを使いました。

製品はSmart ContenのPosesにありますが、検索ボックスに「Undress and Get Dressed Poses」と入力して探してもよいでしょう。

下記のようにDocumentsにRead Meがあり、使い方が解説されています。
Poke Throughという衣服の突き抜けに関して触れられています。
今回はその点も解説していきたいと思います。

フィギュアに付属の服を当てる

Wardrobeを選択するとShortsとTopがあるので、これをフィギュアに当てます。

下着の上にスポーツブラとパンツを着せました。
ここでさっそくPoke Throughが起きます。スポーツブラもパンツも両方、下着が突き抜けて一部が露出してしまっていると思います。そこで、Zo-ShortとZo-topをそれぞれ選択し、「Parameters」の「Generals」を選択、Fit toのところが、フィギュア(この場合はLuilan)になっているので、それを下着(この場合は、Luxury Bottomとtop)にそれぞれ変えます。

フィギュアに合わせれば当然フィギュアの上に着ている下着との距離を無視してスポーツブラとパンツを置くので、位置が被って突き抜けが起きるわけです。
そこで、下着に合わせるにすれば、下着より上にスポーツブラとパンツを配置するわけですから、突き抜けが回避されます。

レンダリングしてみました。
多少パンツにPoke Throughが起きていますが、さらに完璧にしたい場合は、パンツのサイズをほんの少し大きくすればよいでしょう。
Photoshopで加工するという方も大勢いらっしゃると思います。

パンツやブラの形状をフィギュアに合わせモーフで変化させる

さてPosesを選択。Undressの03をフィギュアに当ててみました。

それではここでZo-Shortsのモーフを探します。
場所はどこにあるのでしょうか。
ParametersでZo-Shortを選択し、その中のActorにあるPosesを開くと、そこに01から10まで10種類のモーフがあることがわかります。

今回当てたポーズの番号は03だったので、モーフも03を選択します。
すると右側にたくさんのモーフのパラメータが現れますので、左手だけ握っているとか、両手で握っているなどのお好みのモーフを選んで、値を0から1に変えます。1でジャストフィットのパンツの形状になります。

図を参考にしてみてください。

レンダリングしてみました。
両手で握るを選択しています。

片手で握るを選択しています。

同じように上半身も変えてみます。
図では08のポーズを当てました。
そこでスポーツブラも08のモーフで形状変化させました。

図ではPoke Throughが起きていませんが、実際には起きるはずです。

そこでZo-topを選択し、ParametersのGeneralのCollision itemをLuilanにして、Collision Lterationsの数値を微妙に変えてみます。 
先ほどは、下着をコリジョン(ぶつかり)のアイテムに指定しましたが、こんどは腕のところで突き抜けが起きていると思うので、フィギュアを指定しているわけです。

レンダリングしてみました。
完璧です。

管理人のコメント

今回の製品はとても便利なのですが、どんな衣服にも汎用で使えるわけではありません。
それは衣服ごとに異なった形状を作成しなければならないからです。そういう意味で作者さんはとてもたくさんの工程を経て、この製品を作っているわけです。

作者のAeon Soul様は他にも脱ぐ衣装をたくさん販売されていますので、別の服を脱ぐポーズを作りたい場合はそれを購入するとよいでしょう。
(図の赤枠の中がそうです)

Undress and Get Dressed Poses and Zero One Clothes and Morphs Vol. 1 for Genesis 8 and 8.1 Females