Let’s play Kawaii dress-up with Daz Studio, and explain how to make a Kawaii image.

Daz Studio ポーズを直感的に付け、微調整する2(応用編)

前回は、フィギュアにポーズを直感的に付ける方法を解説しました。前回の解説は、ノード(体の部位)を選択し、Rotationツールで回転させる方法です。

今回はもっと直感的にマウス操作でポーズを付ける方法について説明していきます。

今回は図のアイコン、Universal Toolを使って、ポーズを付けていきます。

Universal Toolの特徴
(1)選択されたNodeをマウスで引っ張っると、その方向にNodeの根元方向の関節がすべて連動して動きます。
(2)関節の可動域にリミットがかかっている場合、不自然に曲がりすぎることはありません。
(3)クリックするとギズモと呼ばれるxyzそれぞれに引っ張ることができるツールが表示されるので、それぞれの方向だけに引っ張ることも可能です。

ギズモなしでマウス操作する

Universal Toolが選択された状態で、マウスをフィギュアの上に持っていきます。
図では右手の甲にマウスを置いています。(クリックはしない)

この状態でドラッグすると、動画のようにドラッグした方向にポーズが付けられます。

ギズモありでY軸方向に移動する

ではノード選択ツールで左手甲を選択します。

次にUniversal Toolを選択するとギズモが表示されるので、Y軸の矢印にカーソルを持っていきます。Transration on Yと表示されます。

マウスでドラッグすると、Y軸方向にのみ手の甲が移動します。右肩の関節や上半身の関節も左側に引っ張られていますね。

ポーズを元に戻す

ポーズを元に戻したい時は、ヒト型のアイコンの右下の三角をクリックして、Restore Figure Poseを選びます。

ギズモありでX軸方向に移動する

こんどはX軸の矢印にマウスを持っていきます。Transration on Xと表示されます。

X軸の方向のみに手の甲が移動しました。この時、手の甲の先の腕の関節が90度に曲がっていることがわかります。
このようにUniversalツールは選択したNodeの根元の方にまでNode移動の影響が及ぶことが特徴です。これによって自然なポーズが可能となります。

ギズモありでZ軸方向に移動する

同じようにZ軸の矢印にカーソルを持っていきます。Transration on Zと表示されます。

Z軸方向に手の甲が移動しました。

ギズモありで二方向に移動する

今度はギズモの正方形の角にあるところにカーソルを持っていくと、2方面への移動指示が表示されます。図の場合は、Transration on ZXと表示されています。

かなり自然なポーズになっていることがわかります。

今度はXY軸方向への移動。

これもかなり自然なポーズになることがわかります。

管理人のコメント

Universal Toolは、ギズモありで2軸方向に移動すると、自然なポーズを作ることができることがわかりました。
また、ノードを選択する時は、なるべく体の先端部分を選択するとその先々の関節が自然に連動して曲がります。

実際にはギズモありで大まかに2軸方向に移動し、その後1軸で移動させたり、Rotateツールに切り替え、関節を回転させたりして、ポーズの微調整を図ります。
このようにしてリアルなポージングを実現していきます。

ポーズを作るツールはたくさんあります。まずは、Universalツールや、ActivePoseツール・PowerPoseなどで大まかにポーズを作り、その後、RotateツールやTransrateツールで微調整をするとよいでしょう。RotateツールやTransrateツールはマウス操作だけでなく、Parameterペインに表示されるスライダーを利用する(スライダーをドラッグする、あるいは数字を入力する)となおよいでしょう。