Let’s play Kawaii dress-up with Daz Studio, and explain how to make a Kawaii image.

応用編その1はとても簡単な着せ替え遊びの仕方。
この方法では、背景にフィギュアを読み込み、着せ替えをしたいワードローブ(服)を読み込みます。
一切フィギュアは動かさずに、構図だけを動かして絵になる構図を探して、ばっちりきまったらレンダリングを実行します。
この方法はフィギュアを動かさないので細かい操作が必要ありません。
もう一つのポイントはフィギュアを読み込んだ直後にポーズを決めてしまうことです。そのあとに服を読み込むことにより、無理なポーズで服が裂けてしまうようなことを防ぎます。
この方法により、手数が約20でアイキャッチ画像のようなクオリティの高い画像を作ることができます。

ポイントは
フィギュアを動かさない
ポーズを決めて、服を読み込む

背景を読み込む

今回はLA Poolを選びました。この背景はこのブログでも紹介していますが、プールやヤシの木、ビーチベッドなどが3Dモデルで作られており、背景はHDRI画像でできています。ですからまず、3Dモデル部分とHDRI部分を先に読み込んでしまいます。

「Load Full Scene」を読み込みます。「Smart Content」でのLAプールの出し方は、LAプールの製品紹介を見てください。

プールやビーチベットが読み込まれました。

背景のHDRI画像を読み込みます。HDRI画像とはこれから流行ってくるだろうと思われる360度画像で、3Dモデル用の物です。とても高画質で、照明の代わりになります。

HDRI画像の邸宅部分が見えていますね。これでHDRI画像が読み込まれました。

フィギュアを読み込み、ポーズを適用する

今回は「Xiao Hong」フィギュアをベースにします。画像のように読み込みます。

LAプールに読み込まれました。画像のようにプールモデルのXY座標の真ん中に読み込まれています。

ポーズを適用します。
先にポーズを決めておくのがポイントです。
右の図のように、右側「Scene」ペインでXiaoフィギュアを選択してから(1の表記)、左側「Smart Content」ペインでPosesを選択して、好きなポーズをフィギュアに適用(2の表記)しています。

ポースの読み込みがよくわからない方は以下のページを見てください。

ワードローブ(服)を読み込む

今回は、このブログでも紹介している「Beth Outfit」ワンピースでドレスアップしてみましょう。

「All Files」からワンピースのセットすべてを読み込みます。

読み込まれました。デフォルトではワンピースの色が白です。ここからワンピースやサンダル、ネックレスなどの色を選びましょう。
着せ替え遊びの最も楽しい部分ですね。

今回は緑色の柄のワンピースを選びました。
「Iray」が色を選択する部分です。

色と柄が適用されました。楽しくなってきます。

見え方(perspective)を作る

見え方を調整する赤丸で囲ったサイコロ部分をマウス左クリックを押しっぱなしにしたまま、左右上下に動かすと、画面の見え方が変わります。(この時、左右のビューは「パースペクティブビュー」にしておきましょう。)
自分が「これで決まりの絵」と決め打ちできるまで、いろいろ動かしてみて、決まりの絵を探します。

アップにしたり、引いた画面にしたいと思ったら、マウス中央部のホイールを下方向(アップ)、上方向(引き)にぐりぐりと動かして、ちょうどよい位置に合わせましょう。

人物の見え方を画面に合うようにするために、赤丸をつけた左右上下ボタンを左クリックしたまま、左右上下に動かして調整します。
右の場合は、上の画像で顔が見えなくなってしまったので、下方向に左右上下ボタンを引っ張っています。

さらに赤丸をつけたボタン(3か所)を使って、画面の見え方を微調整します。

レンダリングする

「Render Setting」ペインを選択し、一番左の表示から赤丸のついた「All」を選択し、「Aspect Ratio」で画面の比率を決定してから、「Pixel Size」でサイズを記入します。
左の画面の場合、Instaglamなどに投稿するのに最適な「4.20:5.25」、「1080×1350」ピクセルにしています。

赤丸のついた部分はレンダリングの質を決定する部分です。「Max Samples」と「Max Time」でレンダリングの質を決定します。
この部分は、あなたのパソコンのグラフィックカードによって値が変わってくると思いますが、私の場合、「Max Samples」5000、「Max Time」3000で、だいたい5分~15分でレンダリングが終了します。

一番左の表示で「Environment」を選択、「Environment mode」で「Dome only」を選んでください。
今回の場合、HDRIを背景に使っているので、そのHDRI画像から自然な照明を得ます。この場合はDome onlyを選びます。
HDRI画像を使った→Dome onlyと覚えておきましょう。

赤丸の「Render」ボタンを押してレンダリング開始です。レンダリングウインドウと進行表示が現れます。

99パーセント進んだところで、3分6秒でした(私のグラフィックボード、RTX2060Superの場合)。

完成です!
ファイル名をつけて保存するのを忘れずに!!

まとめ

どうでしょうか。
この方法でドレスアップすれば、一番簡単にリアルで美しい画像を作成することができます。
紙の人形に洋服の紙をいくつにも重ねて作っていたおしゃれ遊びが、テクノロジーの進歩でハイテク遊びになって生まれ変わりました。
それでも変わらないのは、あなたの美的センスが最後のレンダリング画像を左右することです。
それがDaz Studioのおもしろさです。