Let’s play Kawaii dress-up with Daz Studio, and explain how to make a Kawaii image.

Daz studioの使い方〜基礎の基礎

あなただけのリアルフォトを創るために、まず最初に読んで欲しい初心者のための解説です。

Daz Studioは紙の着せ替え人形と同じ原理

3DCGソフトなどと聞くと、とても難しい操作が必要な感じがしますね。でも、Daz Studioであなただけのリアルフォトを創るのは、紙の着せ替え人形をするのととてもよく似ています。

  • フィギュア…着せ替え人形の人間の部分
  • 服…着せ替え人形に付いている、下着、ブラウス、スカート、靴などいろいろな服装
  • ヘアー…着せ替え人形に付いている、ショートヘア、ロングヘア、三つ編みなどいろいろなヘアースタイル

実際、Renderocityでは紙の着せ替え人形コンテストをしているくらいです。
Daz Studioでは、まずシーンと呼ばれる台紙の上に、フィギュアを読み込み、フィギュアを指定し(この指定するという動作が大切です)、その上に服やヘアーを読み込み、着せ替えたフィギュアを完成させます。
ここからが髪の着せ替え人形と違うところで、コンピュータならではの機能です。
次に、フィギュアを指定し、フィギュアのポーズや表情を変えることができます。さすがにこれは紙のお人形ではできないことです。さらに、リアルさを追求するために、背景やイス、机、ベッドなどの道具を読み込むこともできます。
高度な機能になりますが、新たなカメラを作成し、デフォルトのカメラ(シーンを作った時点で自動的に作成されるので、通常は意識することなくカメラが作成されています)とは別のカメラでフィギュアを見ることもできます。同じく高度な機能ですが、デフォルトの照明(シーンを作った時点で自動的に作成されるので、通常は意識することなくそれなりの照明が作成されています)とは別に照明を作り、洒落たライティングをすることも可能です。

着せ替え人形の基本はGenesis 8

2021年現在、Daz Studioのフィギュアの基本形はGenesis 8です。

紙の着せ替え人形の土台となる紙人形には体格がありますね。とたえばジェニーちゃんとリカちゃんは体格が違いますので、ジェニーちゃん用のワンピースをリカちゃんに着せようとしてもサイズが合わないですよね。
同じことがDaz Studioでも起こります。そこで、Daz Studioでは基本となるフィギュアがいくつかあり、現在の主流はGenesis 8(男性と女性と両方あり)となっています。Genesis 8をベースとしたフィギュアやヘア、ワードローブ(服)を買っていればほぼ問題は起こりません。フィギュアのベースが違うと、ヘアやワードローブを読み込んだ時に、うまくフィットしないなどの問題が起こります。

このブログでは、主にGenesis 8ベースで使い方の説明をし、アイテムの紹介をしています。
※2021年3月現在、Genesis8.1がリリースされています。

レンダリングでリアルフォトを作成

レンダリングとは、3DCGソフトで作ったシーンを、画像ファイルや動画ファイルに書き出すことを言います。

こうして作ったあなただけのフィギュアがいるシーンをリアルな画像にするために、最後にレンダリングをかけます。このレンダリングがリアルフォトを創るための重要ポイントとなります。難しい意味はともかく、写真の現像のようなものと考えてください。かつてデジタルカメラになる前には、カメラでとったフィルムに現像が必要でしたね。それには時間がかかりました。同じように3DCGのレンダリングにも時間がかかります。レンダリングする前に、あなたがフィギュアや服を見ているビュー(ワイアーシェイドとかテクスチャーシェイドと呼ばれます)は、簡易的なビューであまりリアルではないはずです。これをリアルにするために、パソコンはフル回転して画像を作成するので時間がかかるのです。

レンダリングを早くするためには、ワードやエクセルを主に使うのとは別のパソコンが必要になります。このページの最後にある、「ゲーミングパソコンと呼ばれるパソコンが必要」を読んでくださればそのことがよくわかります。

英語版のアプリですが、大丈夫です!

Daz Studioは英語版のアプリケーションです。

これはDaz 3D社が日本語版を作っていないからです。まだまだ日本人のユーザが少ないということですね。
日本語化する方法もあるようですが、かえって難しくなるので英語で使ったほうがよいと思います。

また、Daz Studioでは、ファイル名に日本語が含まれているとエラーが起こります。ですから、あなたのパソコンではフォルダを含め、すべて英語にしておく習慣をつけたほうが問題が起きません。

このブログでは簡単に使いこなす方法しか説明しませんので、英語でも不自由はないと思います。

ゲーミングパソコンと呼ばれるパソコンが必要

レンダリングを早く実行する、現実世界のように美しく画像を作るためには、ゲーミングパソコンと呼ばれるパソコンが必要です。

  • ゲーミングパソコンはリアルタイムにレンダリングをしてゲームのシーンを作成しているので、グラフィックカードと呼ばれる高価なビデオカード(映像を出力するためのパソコンパーツ)を搭載しています。
  • 同様に処理速度を速めるために、性能のよいCPU(パソコンの計算装置で心臓部です)を搭載しています。
  • 同様に処理する際に、たくさんのデータをやり取りするので、容量の大きいメモリを積んでいます。
  • 同様に3DCGはデータ量が大きいので、容量の大きいハードディスクを搭載しています。このハードディスクは処理速度も速いSSDと呼ばれるディスクです。

グラフィックカード
性能のよいCPU
容量の大きいメモリ
容量の大きいハードディスク

では実際にどのようなゲーミングパソコンが必要なのでしょう。
日進月歩の世界なので、それは別のコーナー「パソコンの準備」をご覧ください。

今あるパソコンでとりあえず試してみたい

あなたのパソコンがゲーミングパソコンでなくても、Daz Studioの推奨スペックを満たしているなら、是非Daz Studioをインストールしてみてください。

WINDOWS®

32 bit

  • Intel Dual Core (or equivalent) or greater
  • 1.6 GHz (2 GHz dual core or faster recommended)
  • Windows 10, 8, 7, & Vista, (Windows 10, 8, or 7 is recommended)
  • 1 GB RAM min (2GB+ recommended)
  • 1GB free hard drive space for installation
  • OpenGL 1.6 compatible graphics card with at least 128 MB RAM (Hardware accelerated OpenGL 2.2, or higher, compatible recommended with 512MB RAM)
  • DirectX 9 (used for audio processing only)

64 bit

  • WHQL-64 certified
  • Intel Xeon/Core 2 Duo or Quad /Core i7 or AMD Opteron/Phenom processor(s)
  • Windows 10, 8, 7 & Vista (Windows 10, 8, or 7 is recommended)
  • 2 GB RAM min (3GB+ RAM recommended)
  • 1GB free hard drive space for installation
  • Hardware accelerated OpenGL 1.6 compatible graphics card with at least 512 MB RAM (OpenGL 2.2, or higher, compatible recommended)
  • DirectX 9 (used for audio processing only

MAC®

32 bit

  • Intel Macintosh®
  • 1.6 GHz min (1.8 GHz or faster recommended)
  • Mac™ OS X 10.6 or above
  • 1 GB RAM min (2GB recommended)
  • 1GB free hard drive space for installation
  • OpenGL 1.6 compatible graphics card with at least 128 MB RAM (Hardware accelerated OpenGL 2.2, or higher, compatible recommended with 256MB+ RAM)

64 bit

  • Intel Macintosh®
  • 2.00 GHz Core 2 Duo (2.4 GHz or faster recommended)
  • Mac™ OS X 10.7 or above
  • 2 GB RAM min (3GB+ recommended)
  • 1GB free hard drive space for installation
  • OpenGL 1.6 compatible graphics card with at least 128 MB RAM (Hardware accelerated OpenGL 2.2, or higher, compatible recommended with 256MB+ RAM)

https://www.daz3d.com/daz_studio

2021年12月、最新のM1プロセッサでの動作を確認しました。(バージョン4.16)