Let’s play Kawaii dress-up with Daz Studio, and explain how to make a Kawaii image.

【応用編】フィギュアを漫画風にする~Manga Marker Materials

応用編その4はリアル3Dのフィギュアを漫画風にする方法を解説します。
リアル3dフィギュアを漫画、あるいはアニメタッチにするには2種類の方法があります。
一つはレンダリングの時点で漫画(アニメ)タッチにする方法です。
もう一つはレンダリングの前に、MaterialsやShaderでフィギュアの肌や瞳やまつげ、まゆげの色や質感を漫画風にしてその後レンダリングをかける方法です。
ここでは後者の方法でフィギュアを漫画風にする、「Manga Maker Materials」をご紹介しましょう。

Manga Maker Materialsの特徴

  • MaterialsのIrayから肌の色や瞳を変えていく方法はおなじみのやり方ですね。その一つのパターンとして漫画っぽい感じにしていくわかりやすい方法です。
  • 瞳や眉毛などたくさんの種類のバリエーションがあって、確かに漫画っぽい感じになります。
  • 半面、一つ一つの部分にIrayやShaderを適用していくのは時間がかかってめんどくさいです。
  • 私の研究がまだまだ足りないのかもしれませんが、ほんとの漫画風まであと一歩という感じですね。

では、やり方を説明していきましょう!!!

まずリアルフィギュアを用意

今回は下記のリアルフィギュアを漫画風にしていくことにしましょう。

上記のドレスアップをするために使ったアイテム

  • Pei and Pei Suit for Genesis 8 Female
  • HY Ponytail LowBun Hair for Genesis 3 and 8 Female(s)
  • dForce Wrap Skirt Outfit for Genesis8 Female(s)
  • Japanese Anime Poses for Sakura 8 and Genesis 8 Female(s)

製品の場所を探す

「Smart Content」から「All Files」を選択し、検索まどに「Manga」と打ち込み、「Manga Maker Materials」を探します。

肌の色を漫画風にする

「Manga Maker」のProductに移動します。(アイコンを右クリックで、「Explore Product」)
右側の「Scene」タブで「Pei」(今回のフィギュア)を選択しておきます。
今度は、左側の「Smart Content」タブの方に目を移し、「Materials」の「Iray」で「Skin」を選びます。
どの肌の色を適用するか、お好みを選んでください。下の画像では「Full Pale」を選択しているので、画像のような眉毛や瞳、まつげも一緒に読み込まれます。

なんとなく漫画風への第一歩を歩みだしました(???)。

瞳の色を変える

続いて瞳の色を変えてみましょう。
「Smart Content」の「Materials」の「Iray」から「Eye Colors」を選択し、好みの瞳の色を選びます。
図ではダークブラウンを選んでいます。
マージする前に、忘れずに「Scene」ペインから「Left Eye」「Right Eye」を選択しておきましょう。

「Mat Eye DarkBroun」を右クリックして「Marge Into Scene」を選択します。
下図のように瞳が茶色になり、目の感じが漫画風になりました。

瞳の映り込みを変える

瞳の中の映り込みをハートや星印に変えてみます。
「Materials」の「Iray」の「Reflections」と選び、お好みの映り込みを選択し、右クリックで「Marge Into Scene」を選択します。
ここではハート形にしてみました。

かわいいハート形の映り込みが瞳に入っていることがわかります。

二重の眉を修正する

上記の画像を見ると、Peiフィギュアのもともとの眉と、「Full Pale」で読み込んだ眉が二重になっていることがわかります。もとの眉を消してしまいましょう。
方法はカンタンです。「Scene」ペインの「Pei Brows A」の左横にある目のマークをクリックして、閉じた目のマークにしてください。すると下記のように(削除はしてませんが)もとの瞳が非表示になります。

まつげの色を変える

続いてまつげの色を変えてみます。
「Scene」ペインから「Left Eye」「Right Eye」を選択し、「Iray」の中の「Eyelashes」を選びます。右クリックして、「Marge Into Scene」を選択します。ここでは赤っぽいまつげを選んでいます。

赤いまつげになりました。

眉毛の色や形を変える

眉毛を新たに適用するために、最初に読み込んだ眉毛を消します。
「Smart Content」の「Materials」「Iray」「Skin」の下の方にある「Skin Pale」を「Peiフィギュア」に適用してみましょう。

左の画像のように、眉毛を消すことが可能です。

右クリックで「Marge Into Scene」を選択。

眉毛が消えました。

「Smart Content」の「Materials」「Iray」「Facial Hair」から、今回は赤くて、ちょっと悲し気に下がっている眉を選んでみました。右クリックで「Marge Into Scene」をクリックして適用します。この時、「Scene」は「Pei」を選択で大丈夫です。

適用されました。
すこしずつ漫画っぽくなっている…かな?

ネイルの色を変える

今度は爪のマニュキュアの色を変えてみます。
「Smart Content」の「Materials」「Iray」「Nails」から、ピンクを選んでみました。右クリックで「Marge Into Scene」をクリックして適用します。この時、「Scene」は「Pei」を選択で大丈夫です。

漫画風のピンクになりました。

髪の色と質感を変える

ここからは「Shaders」から色を変えていきます。
まず適当な髪の色を選びます。ここでは「Brown3」という髪を選んでいます。
次に右側の「Scene」タブから髪(ここでは「HY Ponytale」)を選択し、同じく右側下方の「Surface」タブで、「HY Ponytale」すべてを選択します。選択すると色がオレンジ色になりますので、それで確認してください。

この状態で右クリックで「Marge Into Scene」をクリックして適用します。

ヘアが漫画風(??)になりました。

服を漫画風にする

上記の「Shaders」から色を変えるやり方で、同じように服をスカートとシャツそれぞれに色・柄を選んで適用していきます。

背景を漫画風にする

背景にあるスタジオ風の囲いを消去してしまいましょう。
その後、背景に漫画風の画像を当てていきます。

「Portrait Space」を削除します。

「Scene」ペインのすぐ下にある「Enviroment」タブを選び、Typeの横にある「None」をクリックして、「Backdrop」を選択します。

赤丸の部分をクリックして、さらに「Browse」をクリックします。

ダイヤログボックスが出てくるので、お好きな背景を選んで「開く」をクリックします。

背景が適用されました。

レンダリング結果

まとめ

何かちからワザで漫画風にしたような気が…
特に背景の威力による無理やり感が否めませんね。
Materialsで漫画風にしたらこんな感じという参考にしてくださいませ。
あなたのセンスを生かして、かわいい画像を作ってくださいね。